|
土佐凧は特性の手漉き土佐和紙を用い、正方形の角を立てた形をしています
。力強い墨選に、魔除けの赤を基調にした華麗な彩色を加えたものです。各種紋
章や慶祝文字、鶴、武者、おきあがり、金太郎、干支など多様な図柄があります
。 また、男児誕生を祝う端午の節句に、鯉のぼりや幟とともに五月晴れの空高
くあげられるフラフは、オランダ語の旗による呼び名で、大漁旗から着想したと
もいわれます。米の二期作が盛んになった明治の終わり頃から、主に高知市から
東の海岸地帯で、天候の不順な農繁期に取り扱いを簡便に工夫され普及したもの
です。古くから各地にある五月幟と共に筒描きの技法をもとに、一筆一刷毛に心
をこめ全行程手作業による制作です。 染色工芸四代、土佐凧の現在唯一の伝統後継者である
吉川登志之さんの工房では、素竹と号し日本画家でもあった先代吉川半蔵の創意工夫によって大成された技法に現代の彩
色技術を伝え守っております。
|